行政上の区分けでは、認知症対応型共同生活介護と呼ばれます。地域密着型の区分に入りますので、ご入居可能なのは江戸川区在住の方（利用者様本人）に限られます。

そして医師より認知症であると診断された方しかご入居できません。さらに介護認定調査で要支援２から要介護５までの方であればご入居可能です。

介護施設にはいろいろな種類があります。初めての方は何だかよくわからない方も多いと思います。

グループホームは施設サービスの仲間ですが、少人数で共同生活を送るのが特徴です。（７～９名程度）

施設系の介護サービスは生活拠点をいままでの家（ご自宅）から介護施設へ移す必要があります。なかには、住民票を移される方もおられます。つまり戻る予定（意思）がない、ということになります。人生の最後まで数年から１０年以上ごいっしょに生活をおくることになります。是非ご家族も慎重にお選びいただきたいと思います。

利用者様のプライドや人生観を守るための支援に取り組むわれわれにとって、どこまで利用者様やご家族の気持ちを感じ取れるかが必須のスキルになります。移乗や食事・排泄・入浴などの介助技術ももちろんですが、それ以上に大切にするものがあります。10年以上にわたり、われわれを信じて看取りをお任せいただいた多くのご家族の思いを胸に、これからも一層声なき声を聴きとれるような介護をし続けなければ、と思っています。